terminal

projects

NISANKAI

overview

「旧帝蚕倉庫事務所」として1926年に建てられ、日本を代表する建築家のひとり「遠藤於菟」の晩年の大作と言われる建築群の一つであり、2014年には横浜市指定有形文化財に指定された歴史ある建造物。
2020年このエリアの大規模な再開発に伴い、この歴史ある建造物はクリエイターのための新しいカタチのシェアオフィスとして生まれ変わりました。
terminal Inc.では、設計を手掛けたオンデザインと協働し、コンセプトメイキング、ロゴデザイン、VI設計からグラフィック、サインなど世界観づくりを担当した。

goal

- 環境リサーチ、競合分析を経てコンセプトの策定
- ブランドステートメントの開発
- ロゴマーク、VIシステムの構築
- 各種デザイン:グラフィック、サイン計画、webデザイン

idea

活動や人脈の交流を促すデザイン

展示スペース・交流スペースなどの共有部分が多めの空間設計で、各ブースのデザインは大きな家具のような設えとなっている。これら散りばめられた仕掛けにより、ここでの活動や、ここで働く人同士が交流する。それによりここで働く人の活動の領域が拡がるように意図して設計されている。それにプラスして、歴史ある文化財という唯一無二の環境。これが他のシェアオフィスとは違うところであり、価値のコアであると思った。

VIのデザインにおいては、元々は生糸を保管するための倉庫であり、歴史ある文化財という背景へのリスペクトを込め、「倉庫」をモチーフにすることにした。そして、ニサンカイの「二」と「三」をモチーフにした箱型のロゴマークをデザインした。
本来倉庫はクリエイティブな場ではなく、生み出すというよりは保管・貯蔵というニュアンスを持つ言葉である。ところが設計の工夫により、単なる保管・貯蔵庫ではなく、内部で蔵のように発酵したり、混ざり合ったりする場所になるため、運び入れたものがさらに付加価値を持って出てゆくような倉庫である。と定義し、この箱から鮮やかな色のカタチや、イラストレーションを飛び出させることで、様々な人が混ざり合い、活動が拡張する概念を表現している。
サイン計画においては、この鮮やかな色の室名表示板が空間のアイデンティティーとなり、ここでの活動が楽しく感じられるようなものを目指した。さらにこの室名表示板は、ホワイトボード塗料で仕上げてあり、ここに入居者が伝言、告知、紹介などさまざまな書き込みをすることで、サインが交流のきっかけとなることを意図している。

team

creative direction: osamu nishida, ondesign partners
art direction: yoshio nakada, terminal Inc.
designer:marie endo, terminal Inc.
planning: kiyoshi ishii, mizuki abe, terminal Inc.
producer:teppei iizuka, terminal Inc.
architect: osamu nishida, isshiki hirotaka, hiromu tanaka, ayaka chiyoda, ondesign partners
web development: ishizuka

executions