terminal

projects

Fujun Kissa DOPE

overview

2020年、中野にオープンした喫茶店のブランディングデザイン。
REALBBQ INC.の井川氏が以前より温めていた企画で、素晴らしい居抜き物件との出会いからプロジェクトが始動。
terminal Inc.では、全体のアートディレクション、ロゴデザイン、VI設計からグラフィック、サインなど世界観づくりを担当した。

goal

- ロゴマーク、VIシステムの構築
- キャラクター開発
- 各種デザイン:グラフィック、グッズ、サイン

idea

コロナ渦の時世を受け、JR中野駅北口を出て中野ブロードウェイを通りすぎた早稲田通り沿いに素晴らしい純喫茶の居抜き物件が出た。不純喫茶DOPEという素晴らしいネーミング、ニトロマイクロフォンアンダーグラウンドのリリックの一節をサンプリングした「せつない気持ちのゴミ捨て場 夜になると開きたくなる扉」というコンセプト。お酒を出すから不純喫茶。という考え方を受け、昭和純喫茶のイメージをリスペクトし、いかに現代にアップデートして再現するかということにフォーカスした。ロゴマークは、昭和の純喫茶をイメージしたタイポグラフィーを制作。そして、プリンやクリームソーダの上に乗せるさくらんぼをそのままマークとしてデザインした。キーカラーはブルー×ピンクとし、ビジュアルや店内に落とし込んでいった。
キービジュアルは、”不純”感を表現すべく、昭和のポルノ映画のようなソフトフォーカスの妖しげなビジュアルと、食べ物を宙にぶちまけるビジュアル(液体以外は全て食品サンプルで撮影)の2パターンを制作した。

オープン前日に、看板画像をTwitterでバズり(5万いいね、7000リツイート)、注目を集め、瞬く間に毎日若い女性客を中心に行列のできる人気店の仲間入りを果たした。また、飲食だけではなく、グラスやTシャツなどのグッズも好調で、アパレルブランドなどのコラボレーションの引き合いも多く、ひとつのブランドとしての世界観を構築することに成功した。

team

creative director : yusuke ikawa , wackwack creative / REALBBQ INC.
art director : yoshio nakada , terminal Inc.
designer : marie endo , terminal Inc.
producer : teppei iizuka , terminal Inc.
photographer : seiichi saito

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